昨年の3月のオープン10周年を迎えたJR東海「リニア・鉄道館」。オープン間もないころに、館内で初のライブイベントを実施させていただいたことをきっかけに、閉館音楽、CM音楽に携わらせていただき、以降何度も館内でのイベントにスギテツはお招きいただいておりました。
感染状況の悪化で10周年記念イベントの延期が重なり、実に1年越しにようやく開催されました。共演はお馴染みのJR東海音楽クラブの皆さん。運転士さん、車掌さんなど普段さまざまな鉄道に携わるお仕事をされている方々による吹奏楽団ですが、コラボは2017年の4月の「JR30周年記念コンサート」以来なので実に5年ぶりでした。
1部が音楽クラブさん単体、2部がスギテツ、3部がコラボという構成で、2部ではピッコロとパーカッション2名にご参加いただきシュトラウスの「鍛冶屋のポルカ」を初演奏。この曲は「アンヴィル」と呼ばれる金属のパーカッションが用いられるのですが、今回は線路でできたアンヴィル、しかも在来線と新幹線の2種を、実際に新幹線の整備に携わっていらっしゃる方の演奏にてお披露目いたしました。ピッコロ奏者は新幹線の運転士という、まさに音楽と鉄道の渡り線となった演目となりました。
3部では、杉浦作曲による公式テーマ曲「夢と想い出のミュージアム」をはじめさまざまな楽曲をコラボ。奏者の皆さんが、今回は普段の制服姿での演奏ということで、より鉄道色が強いステージとなりました。最後はJR東海のチアも加わり、たくさんのお客様の前で楽しいステージが展開されました。
ご来場いただいた皆様、JR東海音楽クラブの皆様、リニア・鉄道館のスタッフの皆様、ありがとうございました!