11/26 下松市教育委員会主催「次世代の豊かな心と夢を育むふれあいプロジェクト」@下松



本日は実に5年ぶりとなる、山口県下松市のホール「スターピアくだまつ」にてコンサート。前回は結成10周年記念ツアーの一環でしたが、今回は下松市教育委員会の方からご依頼をいただき、市内全校の4〜6年生がここに集まる「次世代の豊かな心と夢を育むふれあいプロジェクト」という主旨でのスクールコンサート。

市内にある日本で初めてのブリキのメーカーという歴史ある企業、東洋鋼鈑さんが、タイトル通り”次世代の豊かな心と夢を育む”という素晴らしい主旨でご協力をされているこの公演、毎年続けられていらっしゃるとか。以前からご縁をいただいている下松で、こんな素晴らしい企画にお声がけをいただけたのは、とても嬉しいことです。

そのスギテツとの「ご縁」とは、やはり下松を代表する製造業、「新幹線」の先頭車両の打ち出し板金技術で作られたアルミ製のヴァイオリン。山下工業所の職人さんによる板金技術を駆使して制作されたヴァイオリンとの出会いは今から8年ほど前。山口放送のラジオの特番で岡田鉄平が演奏をさせていただき、その後、レコ大企画賞をいただいたアルバム「走れ!夢の超特急楽団」では、アルミのチェロ&ヴィオラを含めた弦楽四重奏でレコーディングをさせていただき、今も学校公演や鉄道イベントなどで度々演奏をさせていただいています。

今回の公演は、地元で活動をされている管弦楽のアンサンブル7名をお迎えしたスペシャルプログラム。前日午前に開催された千葉県市川市での公演を終えて、まさに新幹線で大移動して夜にリハーサルをみっちりしてから臨んだ本番は午前午後で2公演。コンサートの初っぱなから客席は盛り上がり、たくさんのブラボーをいただきながら進行してゆきました。

後半では、山下工業所さんのおはからいで、アルミのチェロやヴィオラも特別にお借りできまして、アルミの弦楽四重奏も盛り込まれたプレミアムなステージとなりました。自分たちが住んでいる街で作られた素晴らしい楽器の音色に、客席の児童の皆さんも熱心に聞き入っていました。

下松市内の小学校高学年の皆さん、教育委員会の皆様、東京陶板の皆様、山下工業所の皆様、スターピアくだまつのスタッフの皆様、そしてご参加いただいたヴァイオリンの河本真樹子さん、ヴィオラの濱野妙子さん、チェロの藤見さやかさん、フルートの足立智子さん、オーボエの藤井浩子さん、クラリネットの立川瑞穂さん、ファゴットの藤田早苗さん、ありがとうございました!

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