2021年の12月に愛知芸術劇場で開催され、スギテツ史上最も大きな規模となるコンサートとなった「スギテツ クリスマス大音楽会 」。
この公演は文化庁主催による「Art for the future!」と名付けられた助成事業で、つまりコロナ禍だからこそ実現できた公演だったのですが、2022年も同じシリーズ「Art for the future2!」が立ち上がり、再びエントリーをさせていただきました。
今回は昼夜1日2公演、会場はしらかわホール、前回とはまた異なる企画を交えてということで、夜公演を「踊る実験室」というテーマにして、申請をスタートしたのが春先。気の遠くなるような作業量の申請の手続きを経て、採択後はメンバー集め、プロモーション、編曲など準備諸々・・・長い長い道のりのコンサートでしたが、ついにその日を迎えることができました。
昼の部は「クラシックで遊ぶ音楽実験室」。「スギテツ・クリスマス・オーケストラ」と名付けられた総勢12名の管弦楽アンサンブルと共に、スギテツのお馴染みのレパートリーとクリスマスソングで構成。ゲストにアコーディオニストの田ノ岡三郎さんをお迎えして、華やかなコンサートとなりました。
そして夜の部が初の試みとなる「クラシックで踊る音楽実験室」。西川流(日本舞踊)、加藤おりは(フラメンコ)、ハーラウ・カ・パー・フラ・ナヘナヘ・アッエラ・イ・ケ・カイ(フラダンス)、アルアマル(ベリーダンス)、リンカシオーグ(アイリッシュダンス)の皆さんをお迎えして、世界の舞踊が生演奏で一度に楽しめるというプレミアムなステージをお届け致しました。
演奏はスギテツの2人に、田ノ岡三郎さん(アコーディオン)、眞鍋香我さん(ギター)、木全希巨人さん(ベース)、美郷さん(パーカッション)、松村咲希さん(フルート)を加えたスペシャルバンド。ギタリストが三味線を奏でたり、フルーティストが篠笛に持ち替えたり、アコーディオニストがウクレレを掻き鳴らしたりと、なかなかの無茶振りをさせていしまいましたが、素晴らしい演奏で舞踊を支えて下さいました。
そして舞踊のプロデュースは、以前から親しくさせていただいている西川流四世家元の西川千雅さん。ステージでは司会進行も兼ねて下さり、和気藹々とした雰囲気で進んでゆきました。
各舞踊の皆さんには、それぞれの舞踊の定番曲と、クラシックの名曲をこの日のために杉浦が各舞踊風にアレンジした楽曲の2曲を生演奏で踊ってきただき、最後は年末らしく「第九で踊ろう」と題した前代未聞のショーを展開。皆さんの素晴らしい舞踊で、盛大なフィナーレを迎えることができました。
こちらにそのフィナーレの動画がアップされていますので、ぜひご覧ください。
助成事業「Art for the Future!」に採択していただいた文化庁関係者各位、多大なるご協力をいただいた中京テレビクリエイションのKさん、Uさんをはじめスタッフの皆様、フレッシュ且つ素晴らしい演奏をして下さった管弦楽の奏者の皆さん、無茶振りにも関わらずパーフェクトに仕上げてくださったバンドメンバーの皆さん、情熱的なパフォーマンスをしていただいた各舞踊の皆さん、信頼と実績の音響照明ASPさん&舞台監督&映像オペ辻さん、現場の雑務諸々をお手伝いいただいたジー企画の皆さん、配信をしていただいたビーンズメディアの皆さん、コンサートの撮影をしてくださったKさん&Tさん、そしてご来場いただいたたくさんのお客様、本当にありがとうございました!