10/15 中央線組曲 @杉並公会堂



2022年は新橋〜横浜間に、日本で初めて鉄道が開業して150年。スギテツもアルバムのリリースをはじめ、さまざまな形で関わらせていただいておりますが、この秋は鉄道開業を記念したコンサートやイベントもちらほら。そしてその第3弾が東京、杉並区の荻窪にて開催されました。

杉並公会堂といえば日本有数の響きを誇るクラシックホール。スギテツも数年前に出演をさせていただいたことがあります。

今回は、杉並公会堂の肝煎り企画、「中央線」をテーマにしたコンサートで、杉浦に企画・構成が一任され、音楽と鉄道トークが交錯するステージが展開されました。

司会はNACK5の野球中継などでお馴染み、鉄道大好きスポーツアナの小笠原聖さん。9/24の鉄道博物館でのイベントに続いてご一緒させていただきました。

まずはスギテツのステージからスタート。モーツァルトが中央線に乗車をして買い物ツアーをしたり、善福寺川とドナウ川を融合させたり、このコンサートならではの企画満載でお届けいたしました。
途中でチェリスト、溝口肇さんが加わり、鉄トークを交えながらのトリオでのコラボ。もちろん「世界の車窓から」もご一緒させていただきました。

そしてトークコーナーでは、小笠原聖さんの進行で、ホリプロマネージャー南田裕介さん、女子鉄アナ久野知美さんとの熱い中央線トークが展開。第1部の締めは、新幹線の先頭車両の打ち出し板金技術でできたアルミ製ヴァイオリンの演奏。山口県下松市にある山下工業所で製作されたこのヴァイオリンですが、実は特急あずさE351形の先頭車両の打ち出し板金もされていたということで、中央線ともつながりがあったのです。

休憩を挟み第2部は、杉並公会堂をホームグラウンドとする日本フィルの弦楽奏者の皆さんと岡田鉄平によるコラボによる、ドヴォルザーク「アメリカ」でスタート。1stヴァイオリンを務める岡田鉄平の煌びやかな演奏を中心ととした軽快に進む列車のような躍動感あふれるアンサンブルに、客席の皆さんも聞き耳をたてていらっしゃいました。

その後のトークコーナーでは、鉄道写真家のレジェンド南正時さんと、鉄道友の会理事の小野田滋さんによる、中央線にまつわる興味深いお話やレアな写真の解説などで大盛り上がり。

最後はこの日のために中央線にゆかりのあるクラシック、懐メロ、童謡などなどを杉浦がメドレー仕立てでクラシカルにアレンジした「中央線組曲」を、演奏者全員でお披露目。

音楽と鉄道を結ぶ濃密な企画でしたが、無事最後まで終えることができました。

ご来場いただいた皆様、ご出演いただいた皆様、ありがとうございました!